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<書籍案内>乙女と純潔 [メグリカワ書房]

はいはい。




突然現れては、オススメ本をふらりと紹介していくメグリカワ書房。

本日も臨時開店でゴザイマス





今では少ないデスが、女子校というのは、他者にとってみればロマンチシズムあふれるものなのでしょうか。

実際に通っていた身からすれば、あれほど本性ムキダシな場所はないんデスがね(苦笑)
女はね。ホントは怖いんよΨ(ФдФ)Ψ


…それとも、昔の女学生は気品があって清楚だったのかしら?
そんな疑問を抱きつつ、今回ご紹介するのはこちらのお品



著: 吉屋 信子

『花物語』



出版社: 国書刊行会

ワタクシが初めて買ったのは、単行本のこちら↑

人殺しが出来そうなくらい分厚い上・中・下の三巻w

昨年、文庫版も出ました。



出版社:河出書房新社

表紙が変わると、イメージも一新デスな。



ここで語られるのは、大概が母や姉など、身近な『女性』の存在を欠いている少女が、同じように何かしらの孤独や闇を抱えた女性や少女と出会い、別れていく物語デス。
元々が少女小説(とはいえ大正、昭和初期の)なので、内容的には他愛のないものが多いデスが。

やはり、文体がいいのでしょう!

本文にも良く出てきますが、『あはれ』。
哀れや憐れではなく、古文でいう『あはれ』。

どちらかといえば、現代文よりも古文に近いのでしょう。
文の係りがどこに行っているのか解り難いところも多々ありますが、これもまた叙情的な内容にひどくマッチしている訳デス。



砂糖菓子のように口に含めば、ほろほろと崩れゆく儚さと甘やかさを。
深く考えず、寝る前の一時にでもどうぞ。


たまには、エスなお品もご紹介するメグリカワ書房。
またのご来店をお待ちしてオリマス。
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コメント 2

ひね

中原淳一っぁんのほうがええなぁ
by ひね (2010-12-05 13:02) 

MEG

ひねさん

如何にも『乙女』デスよねぇ[嬉しい顔]
新しいイラストのは多分『少女』。
by MEG (2010-12-19 00:24) 

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